
VM環境(仮想マシン)を複数のPCへ移行したり、グラフィックボードのドライバが当たっていない状態で作業していると、画面解像度の選択肢に「1920×1080」までしか出ず、「もっと広大な4K画面(3840×2160)で作業したいのに選べない!」と困ったことはありませんか?
VMware Toolsが入らない環境や、標準ディスプレイアダプターで動作している状態でも、設定ファイルを1つ書き換えるだけで無理やり4K解像度を強制出現させることができます。
今回はその手順を分かりやすく解説します!
なぜデフォルトで4Kが選べないのか?
VMware上の仮想マシンは、初期状態だと仮想VRAM(ビデオメモリ)の割り当て容量が小さく制限されているため、4K描画に必要なメモリ量を確保できません。
画面の選択肢に「3840 × 2160」を出現させるには、仮想マシンの構成ファイル(.vmx)に直書きして「VRAM容量の上限を拡張」してあげる必要があります。
⚠️ 編集するファイルに注意!
作業に入る前に、1点だけ注意です。
- ❌
.vmdk:仮想ハードディスクの本体データです。絶対に直接編集しないでください。 - ⭕
.vmx:仮想マシンの設定テキストファイルです。今回編集するのはこちらです!
【簡単4ステップ】4K解像度を強制追加する手順
Step 1: 仮想マシンをシャットダウンする
設定ファイルを書き換えるため、対象の仮想マシン(Windowsなど)を完全にシャットダウンしてください。(サスペンドではなく終了させます)
Step 2: 保存フォルダから .vmx ファイルを探す
エクスプローラーで対象の仮想マシンが保存されているフォルダを開きます。
ファイル一覧の中から、拡張子が .vmx になっているファイル(ファイルの種類:「VMware virtual machine configuration」または「VMware 構成ファイル」)を探します。
※ Windowsの設定で「登録されている拡張子は表示しない」になっている場合は、単に構成アイコンがついたファイル名で表示されています。
Step 3: メモ帳で開き、パラメータを追加する
.vmxファイルを右クリック >「プログラムから開く」>「メモ帳」で開きます。- ファイルの一番下に、以下の4行をコピペして追加(すでに同名の項目がある場合は上書き)します。
svga.autodetect = "FALSE"
svga.vramSize = "134217728"
svga.maxWidth = "3840"
svga.maxHeight = "2160"💡 設定値の意味
svga.autodetect = "FALSE":自動認識をオフにするsvga.vramSize = "134217728":VRAMを128MBに固定(4K描画に必要な約33MB以上を確保)svga.maxWidth/maxHeight:最大解像度の制限を3840×2160に引き上げる
追加したら、上書き保存(Ctrl + S)してメモ帳を閉じます。
Step 4: VMを起動して解像度を変更する
- 仮想マシンを起動します。
- ゲストOS(Windows)のデスクトップで右クリック > 「ディスプレイ設定」を開きます。
- 「ディスプレイの解像度」のドロップダウンメニューを開くと、今まで無かった 「3840 × 2160」 が選択できるようになっています!
💡 実際に運用する際の注意点
GPUドライバが入っていない「標準ディスプレイアダプター」の状態で4K表示をさせると、描画処理をすべてCPU(ソフトウェア)で行うことになります。
そのため、環境によっては画面のスクロールやウィンドウの移動がカクつく・重く感じる場合があります。
もし動作が重すぎると感じた場合は:
- 解像度を
2560 × 1440(WQHD) あたりに少し落とす - Windowsの「パフォーマンス優先(アニメーション効果をオフ)」に設定する
といった調整を行うと快適に利用できます。
まとめ
グラボのドライバが入っていない・当てられないVM環境でも、.vmx ファイルでVRAM領域を広げてあげるだけで簡単に4K化が可能です。
「広いデスクトップ領域で検証作業がしたい!」という時は、ぜひこの裏技を試してみてください!


















